募金はどのようなものなのか?その種類は?ユニセフさんに聞いてみたい

最終更新日 2021年10月11日 by hlodgi

自分はボランティアなどに行かれないけれど、何か他の人のために行いたいと考えた時、募金や寄付がまず思い浮かびます。
気軽に行える方法でもあるのですが、どの場所で行えばよいのかなど疑問に思うことも大変多いです。
また何に使用されているのかわからない面もあり、本当にこれでよかったのかと思うこともあります。
募金と寄付はほぼ同じ言葉であり、お金を広くかき集めることを言います。
似たような言葉に義援金というものがありますが、義援金は災害時に生活に困っている被災者に対してのお見舞金であり、使用する用途がしっかりと決まっています。
漠然としている部分がありますが、中にはしっかりとした意味を持って集めているものもあり、この3つは広い意味ですべて同じものと言えます。

詐欺にあわないようにすることが大切

日本において募金は様々なものがあります。
気軽に行うことができるのですがその分注意しなくてはならない点もあり、しっかりと判断しなくてはなりません。
まず詐欺にあわないようにすることが大切であり、使用できる団体なのかを見極めます。
インターネットなどで団体名を調べる場合は、団体のサイトがあるか確認をする、サイトに活動内容や使い道について明記されているなどを見るようにします。
しっかりした団体であれば毎年財務情報が公開されており、さらに認定PO法人や公益財団法人、公益社団法人など法人格を取っていることが多いです。
活動報告も常に新しい情報が記載されており、写真つきで紹介していることもあります。
このような点を見て判断をしますが、どんな活動をしているのかよくわからない団体や法人格を名乗っていない団体への募金は避けた方が無難です。
サイトの情報はすべて正しいとは限らず、サイトを見て騙されてしまう人も多いのが理由となっています。
自分の判断となりますが、不安な場合は多額を寄付するのではなく少額適度にとどめておくとよいでしょう。

募金の種類

募金の種類

日本赤十字社やユニセフ

有名なものに日本赤十字社やユニセフがあります。
日本赤十字社は災害が起こるたびに義援金を募っており、義援金の場合は全額が被災者に配分される仕組みになっています。
ただし平等に配分することから被災者の手元に届くまでに時間がかかることがあり、寄付をしたからと言ってすぐに届けられるわけではありません。
また年に2回ほど赤い羽根共同募金として募ることがありますが、この場合は経費などもかかっており、賛否が分かれています。
さらに県によってどの地域がたくさん募金をしたのかを公表しているところもあり、本来の趣旨はどのような点にあるのかわからなくなっていることもあります。
また最低金額が500円などと決められていることもあるのが現状です。
そのため少しでも困っている人の役に立ちたいと考えた場合は、使われ方をしっかりと確認することが大切になります。

参考・・・日本ユニセフ協会 寄付金

その他の募金

このほか有名なものに植樹など森林整備のために募る緑の羽根や女性に対しての暴力根絶を図るパープルリボン、乳がんの早期発見と早期診断を啓もうする目的のピンクリボン、児童虐待防止のために使用するオレンジリボンなどがあります。
緑の羽根も1年に1回程度自治会を通して募っており、仕組みは赤い羽根と似ている面があります。

ポイントを利用する募金

近年注目が集まっているのがたまっているポイントを利用することです。
ポイントは日々の買い物などで簡単にたまるのが特徴であり、いろいろなサイトで寄付をすることが可能です。
有名な団体への寄付も多く使用用途がしっかりしていることも多いので、より気軽にできるのがおすすめな点ですし、自分の現金をねん出するわけではないので、損した気分にもなりません。
余剰資金で行えるところがメリットです。

コンビニエンスストアなどでの募金は1円からでもOK

行える場所はこのほかにもコンビニエンスストアや時期によってスーパーなどにも箱が設置されます。
買い物のついでに小銭を入れるだけでよく、1円でも問題はありません。
コンビニにおいてはそれぞれ財団などを設置しており、サイトを確認すると活動内容や財務状況を確認することができます。
1年中いつでも気軽に行えるメリットがあるので、思い立った時にできる方法です。
レジ横に設置されていることが多いので、会計時にすぐに箱の中に入れることができます。

税制優遇について

なお寄付などをすると税金が安くなることがあります。
注意点としては、すべての団体に適応しているわけではなく税制優遇の対象となる団体でないと受けることはできませんし、さらに寄付をした金額から2000円を差し引き、その額に40%を乗じたものが所得税額から差し引かれるので、多くの金額を寄付しないと対象とはなりません。
また控除を受ける場合は確定申告が必要であり、年末調整だけでは寄付金の控除は受けることができないので忘れずに手続きをする必要があります。
寄付や義援金などは手軽な社会参加であり、強制で行われるものではありません。

まとめ

さらに金額も多い必要はなく、自分のできる限りの金額で大丈夫です。
行う上においては見返りを求めてはならず、あくまで善意のもとで行われることを理解することが大切になります。

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