ナレーションのお仕事と気になる年収

最終更新日 2019年12月17日 by hlodgi

ナレーションはテレビやラジオでよく見聞きするもので、映像や放送中の番組内容についての解説や進行役を務めるもので、ナレーションを行う人のことはナレーターといわれます。

ナレーターはほとんどが画面には登場せずに、陰で語る場合が多いです。

テレビやラジオだけでなく、大きなイベントの進行など声だけで行うこともナレーターの仕事です。

また電車やバスの車内や駅の構内などで、アナウンスすることもナレーターの仕事の内の一つとなります。

ナレーションの仕事をするのは、ナレーターを専門とする人だけでなく、テレビ局などのアナウンサーや俳優、歌手などが行うことも多いです。

ナレーターに求められるのは、「正確な日本語を正しく発音し、正確に伝える」ということです。

ナレーターになるのに資格は必要ありませんが、正しい日本語と発音を身につけ適切に感情が込められる豊かな表現力が必要なので、ほとんどが知識やスキルを身につけるために専門学校や養成所、通信教育などで学びます。

アナウンサーや俳優などがナレーターを務めることができるのも、もともとの職業を始めるときに学んだり日々練習をしたりして、正しい日本語と発音で感情をこめて話すことが身についているからです。

ナレーションは、ニュースやドキュメンタリー、バラエティ番組やCMなど様々な分野で行われるので、どんな状況にも対応できるようにしておく必要があります。

専門の学校ではそれらのことも学ぶことができますが、自分でも日ごろから様々なジャンルの番組を見て、時事問題や社会問題にも関心を持つなどナレーターとなるための努力も必要です。

このように、アナウンサーや俳優などではない人がナレーターになりたい場合は、ナレーターとしてのスキルを身につけたうえで、オーディションを受けたり事務所に自分の実力を示すものを送ったりしてアピールをして仕事を得ることになります。

ナレーターの主な就職先は、声優事務所やイベント会社、コンテンツ制作会社などです。

仕事は、放送作家やディレクターから受け取る台本をしっかり確認し、番組の内容や手順などを打ち合わせ、リハーサルを行って本番に入るという流れになります。

打ち合わせやリハーサルでは、番組の制作者やプロデューサーから、どのようなナレーションが欲しいのかという注文があるので、必要なスキルを身につけていればどんな注文にも瞬時に対応することができるということです。

もともと本を読むことが好きな人や人と話すのが好きな人、自分のことを上手に表現してアピールできる人、相手にしっかりと伝わるように感情を込めて話すのが得意な人はナレーターの仕事に適しているといえます。

また、正しい日本語で聞き取りやすい発声の技術や表現力はとても大切ですが、他にも暗記力が重要になってきます。

テレビでは画面に出ることはあまりないので、原稿を見て話すことはできますが、暗記をするくらい原稿の内容が頭に入っていれば感情も込めやすくなるからです。

また与えられた台本や原稿を暗記するほど読むというだけでなく、どのような意味が込められた文章なのか、どんな背景があるのかなどを理解できる読解力があることもナレーターには大切なことです。

放送作家や演出家が求める番組や放送内容に合ったナレーションを吹き込むことによって、その番組は生き来るといっても過言ではないほど、大切な仕事なのです。

ナレーターはほとんどがフリーランスとして働いています。

また年収は、ほとんどが歩合制で基本給などはあまりありません。

歩合制でも初めは少額からで、仕事が増えて有名になってくればくるほど収入も増えてきますが、個性のある声の人ほど覚えてもらえやすく、仕事も増えることが期待されます。

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